空の下を歩く

旅と日常。空の下を歩きましょう。胃がん闘病記としてはあまりお役にたてないかも。

術後3か月の食生活(体重減少)

 久しぶりに胃がん関連のことなど。術後三か月を過ぎ、時々の胸やけに悩みながらもおおむね順調。突然胃液、腸液がこみ上げてきて喉を焼けるような感じが走る、というのは数回経験しましたが、今はほとんどなし。現在飲んでいる薬のせいか、軽い胸やけ程度で済んでいます。飲んでいるのは、便秘対策を兼ねてのマグミットと胸やけ抑制のカモスタット。どちらもジェネリックなので、先発品の名称はわかりません。ダンピングはあるかなしか。たまに汗が出てくる程度。

 食事は、ほぼと家族と同じものを食べていますが、量は当然少ない。胃が3分の1になったので、3分の1食べられるかというとそうでもない。食べられません。食べていけない、と言われているものはないから、何でも食べられるのだけど入っていかない。この頃は、あとひと口、というところでも無理だなと感じたら残すことにしています。もったいないとは思うのだけど、最後のそのひと口がつかえたりダンピングを呼んだりするのですから。

 

  ダンピング(症候群)については下記リンクをどうぞ。日本臨床外科学会HP。

http://www.ringe.jp/civic/igan/igan_13.html

 

 実際何を食べているのかというと、ごはん(米)はお茶碗に4分の1程度。おかずは野菜のものなら大体3分の1から半分。ハンバーグなら半分くらい。生姜焼きは2枚がやっと。おさかなの切り身は小さいもの一切れ。いや、もちろんこれ全部が一食ではありませんよ。6枚切りのトーストは1枚食べるとそれだけで苦しい。以前は2枚くらい平気で食べて、おかずにベーコンエッグとサラダまで食べられたのですが。パンが好きなのに入らないのはつらいなあ。

 食べて楽、量もいけるのは、やっぱり野菜のおかず。それと果物。大根の煮物とかラタトゥイユとかゴーヤチャンプルーとか、こういうものなら楽においしく食べられます。詰まるのはお寿司。前に回転ずしにいって油断してひどい目にあいましたから(自業自得)、今は避けています。ラーメンはスープを味わいたいけど、麵は半分も入らない。リンガーハット皿うどんは上の野菜をまず食べて、麵をほんの少し。これは結構満足できました。もともと食べることが大好き、甘いものもお酒も好き、別腹保持者だったのですが・・・なんという変わりよう。

 あと、嗜好もすこし変わったように思います。一日3杯は飲んでいたコーヒーが残念ながらあまりおいしく思えないのです。この頃はミルクたっぷりの紅茶ばかり飲んでいます。お酒も以前ほど飲めなくなったなあ。酔うから、ではなく容量的に受け付けないというか。夫の晩酌に付き合って、ワインをグラス半分。

 以前のように、食事後何時間か経てば胃がすっきりカラになり「ああ、おなかがすいた!」という感覚がまだ戻ってきません。胃を切った人友の会「アルファ・クラブ」の書籍によれば、「食欲をつかさどる『グレリン』という胃から分泌されるホルモンが切除後欠乏するのも、ダンピングなどの後遺症の一因」だそうです。まさにその状態にいるのが私の現状です。

 

alpha-club.jp

 

 実はここ数日久しぶりに風邪をひき、2日ほどほとんど食べ物が喉を通りませんでした。まったく食欲がなくなったのです。ようやく少しずつ食べられるようになり、今日になってほぼ復活です。体重がまた落ちました。

 私は身長162センチ。術前の体重は生涯最大値(臨月含む・・・ひどいものです(^^;)でした。 当然60キロ超え(泣)。現在そこからマイナス約8キロです。きつかったスカートがゆったりはけるようになりました。嬉しい(^^♪

 胃の切除手術を受けると、体重はだれでも減るそうです。術前に標準体重またはやせていた方なら、体重減少は困った問題ですが、私の場合は減ってやっと標準ですから良かった良かったと思っています。(医学的に果たして良いことなのかはわかりません。あくまで私の場合です。個人差あり!)できればもう一声、あと数キロ落としたい。ですが、ここ数日での減少は、ほとんど絶食での結果ですからいいことではないですね。

 以前のように、何でもおいしく食べられる体に戻りたいです。そのためには、うまくこの体と付き合っていかなくては。きっと長期戦なのでしょうね。

 

 おいしいものが大好き。

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