胃がん手術後 旅に出る
旅の準備をしています。
今年初め胃がんの診断を受けいろいろ諦めていたのですが、術後の結果も良好(食べられないけど)、仕事も退職が正式に決まり時間がたっぷりできたので、(さらに言うと母を送って今後の予定がたてられるようになったので…)、旅にでることにしました。夫の欧州出張に便乗、かつ義姉がドイツに住んでいる娘(私にとっては姪ですね)を訪ねると言うので一緒に行こう!ということになりました。ステージ1aで抗がん剤治療がないとはいえ、胃がん手術後4か月での海外、無謀と思われる方もいらっしゃるでしょうが、機会があれば逃したくない、今後いつ行けるかわからない、ちゃんと体が動くうちに(老体になりきる前に)ということで決行です。今年はいろいろあり過ぎたので、リセット&リフレッシュしたいというのもあるのです。
出張に便乗とは言っても、当然航空券もホテル代も自分の分は自分もち。夫の仕事が終わった後で、一緒にご飯が食べられるといいな、という程度。義姉とは、日程が合うところは一緒に行動、あとはそれぞれ好きなように歩くという、半分ひとり旅になります。
海外ひとり旅は、一度台湾に行ったことがありますが、台湾は漢字の国だし何度か行っているのでさして不安はありませんでした。今回は夫より先発して一週間ほどひとり(一部義姉と)でまわり、その後合流というスケジュール。長距離路線に一人で乗ってトランジットするのも、ヨーロッパをひとりで歩くのも初めて。若い頃にバックパッカー経験があるわけでもない。不安がないと言えばうそになりますが、それよりも旅に出られるといううれしさと興味と好奇心が先だっている感じです。準備や情報集めを怠りなく、楽しんできたいです。
今は訪問する予定の町のことを調べたり、ホテルを探したりしています。この段階がとても楽しい。もしかしたら、個人旅行の醍醐味は、準備段階なのではないかしら。安くて清潔で口コミ評価の高いホテルを探したり、鉄道のチケット予約をしたり。こういうことが全然苦になりません。
英語が話せます、と堂々と言えるほど堪能ではないので、にわか勉強中です。ドイツ語も、ベルギーにも行くのでオランダ語、フランス語の簡単な言葉くらいも覚えたい。「これください」とか。フランス語は昔、第二外国語でやったけどあまり覚えていないし…。オランダ語よりは耳なじみやすいかしら。
先日もバルセロナなどのスペインの町でテロがありました。そういう時にヨーロッパに行くのはどうなんだろう、と思わなくもないけれど、良くない言い方かもしれませんが、どこに行っても同じではないかとも思うのです。普通に暮らしているひとがほとんどの国であればおそらく大丈夫なのではないかと。楽観的過ぎるでしょうか。もちろん自己責任です。何事も起きませんようにと、出かける前には神社にお参りしていきます。苦しいときは神頼み。気持ちの問題かもしれませんが。
機内から雲の流れや地上を見るのが大好きです。
地球の上を飛んでいるんだなあ、と実感します。
日常復活
夫の長い夏休みが終わり、「疲れた…」と言いながら出勤していきました。休み終わって疲れてるって、まあ長距離移動はあったけど、子どもたちが遊びに来たわけでもなく、墓参終わったあとはずっと何もしない(テレビのミステリの録画と甲子園の…)数日間だったのですが。日頃の疲労が積もり積もっているのだろうなあ。
昨年、定年退職した夫はシニア雇用でそのまま同じ会社同じ部署同じ仕事内容で働いています。変わったのは役職がなくなったので決裁印を押さなくなったことと、あとはお給料がどっと少なくなったこと。まあ、これは仕方のないことではありますが。毎週のように出張があり、年に数回は海外まで行っているので、疲労感は相当なものだと思われます。大丈夫なのかと心配になります。
休職中の私は何をしているんだか、あっという間に一日が終わり夕方になるのでした。まめに家事をする方ではないので、必要最低限というか、これでいいのか自分・・・
先週、退院後一区切りの診察があり、腫瘍マーカーほか血液検査も、つらい思いをしたCTの結果も良好で、体調的には、もうすっかり仕事復帰GO!なのでした。
が。今日、本社から電話があり、都内の今までの部署で19時までの勤務でどうか、と。もちろん朝はゆっくりなのですが。・・・はい?そりゃ、無理でしょうよ。帰宅したらほとんど21時近くなってしまう。予想はしていたことですが、やっぱりね。もはやいつ退職するかの問題になってきました。
まあ、一区切りの年なのかな。病気もしたし、手術もしたし、母も送ったし。いろいろあり過ぎておなかいっぱい。考えるのがいやになったのかも。どうしたものでしょうね。
光の道
夏休み (4. 宇都宮・益子)
宇都宮に一泊して、今日は帰る日。ずっと雨降り。
ホテル近くに、こんな建物を発見。見事な石造り。ステンドグラスも美しい。
カトリック松が峰教会。
栃木県宇都宮市にあるキリスト教(カトリック)の教会およびその聖堂。大谷石建築としては現存最大級のロマネスク・リヴァイヴァル建築であり、1998年に国の登録有形文化財に登録された[1]。(Wikipediaから)
思いがけず、良いものを見ることができました。
さて、雨の中帰ります。ドライバー様、よろしくm(__)m
高速道路のUターンラッシュを避けて下道で。途中、「益子」の表示を発見。
どうせ、急ぐ道中でもなし、寄り道しましょう。そうしましょう。
益子は焼き物の町。通り沿いにたくさんの益子焼の店が並んでいます。
お洒落なカフェなどもありました。
登り窯のための薪かな。
職人以外立ち入り禁止
楽しく(少々)散財して、良いひとときでした。
今回、主に寄ったお店はこちらです。(上の写真2枚は別の窯元です)
http://www.yamani-otsuka.co.jp/
カフェの野菜たっぷりのカレーがおいしかったです。
「道の駅 ましこ」へ向かう道中。一面、黄色!
益子町のひまわり祭りの会場でした。
櫓の上から、ひまわり畑を一望できます。
ちょうど雨もあがり、いい感じに。
赤いひまわりもありました。品種は「ルビー」。
なぜか「セーラームーン」と名付けられた淡黄色のひまわり。
奥にある黄色い品種は「ヴィンセント」。
きっとゴッホの名前から付けられたのでしょう。
ヴィンセント。
思いがけず、素敵なものを見ることができた夏休みでした。
「道の駅 ましこ」では、益子町在住の絵本作家 いわむらかずおさんの絵本とパネルの展示もありました。『14匹のひっこし』などの英語版やドイツ語版の展示もありました。『14匹~』のシリーズは昔、こどもたちに何度も何度も読み聞かせをし、今は孫たちに。みんなの大好きな本です。今も我が家の絵本コーナーに並んでいます。
今度は、ゆっくり益子中心の旅に行きたいものです。
「いわむらかずお 絵本の丘美術館」(栃木県那須郡那珂川町小砂3097)にもぜひ行ってみたいと思っています。
夏休み (3.松島)
仙台です。前日夜、息子夫婦とホテルで合流。
東二番丁の居酒屋でおいしい海鮮、牛タンなどたっぷり堪能。夫と息子たちは日本酒も楽しみました。「綿屋」「伯楽星」「一ノ蔵」などなど。(私は日本酒が得意でないので…)
翌日は朝から葛岡の墓地に行ってお墓参り。お寺さんにもご挨拶して、任務終了。
我々のお墓はもっと近いところに作ろうか、と初めて夫婦間で話題になりました。もっと今の住まいに近いところ、子どもたちが来やすいところがいいなあ。これ、結構大きな問題です。
それはさておき 仙台市内から車で約40分、松島海岸にやってきました。
「松島や ああ松島や 松島や」
震災から6年。だいぶもとに戻ったように思います。
湾内遊覧船に乗ります。約50分で大人1500円。
ほぼ満席。ちょっと贅沢して2階のグリーン席に。(追加600円)
仁王岩
海に点々と島や岩が続きます。
遊覧船では都度、詳しい説明アナウンスが流れます。
外海まで行き、一周して戻ってきました。
五大堂の眺め。
五大堂。もっと近くから。
五大堂について詳しくはこちら。
http://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=141
駐車場のフェンスも五大堂。
地酒を扱う、むとう屋さん。
良いお酒がそろってます。ここでしか買えない銘柄も。
松島のメインストリート沿いにあります。
松島の名勝と言えば、瑞巌寺ですが、工事中だったので今回はパス。
この後、息子たちと別れ、車で今夜の宿の宇都宮に向かいます。
大雨で渋滞でドライバーの夫は大変でした。お疲れさま。
夏休み (2. 会津若松)
夏休み2日目。(思い出して書いてます。リアルタイムではありませんのです)
郡山からお墓参り先の会津若松へ。
毎年行ってるので感動がなく、あまり新しい写真がありません・・・
JR会津若松駅。
昔懐かしい蒸気機関車「SLばんえつ物語号」の始発駅です。
新潟駅と結んでいます。一度乗ってみたいものです。
ボク、前に登場しましたよね・・・(^^;
せっかくだから喜多方ラーメンをお昼にしようとお店探し。
本場の喜多方市は隣町ですが、今回は時間がないので会津若松市内で。
- ジャンル:ラーメン
- 住所: 会津若松市城西町4-38
- このお店を含むブログを見る |
- (写真提供:会津花子)
喜多方ラーメンの有名店「坂内食堂」の息子さんが開いたというお店。
お店はきれいな感じで、スタッフさんも感じよし。
ネギラーメン。私の体調のせいか、お味は普通に感じました。
チャーシュー麺を食べた夫は「これこれ、喜多方ラーメンらしい」との感想。
美味しかったそうです。
高級なものから普段使いのものまで会津塗はバラエティ豊富です。
個人的におすすめのお店はこちらです。
会津は酒どころでもあります。
写真は名倉山酒造さん。見学させていただきました。(2015年)
名倉山酒造のホームページはこちらです
会津を訪れたら、お城を見学、レトロな街並みを歩き、酒蔵めぐり。お宿は東山温泉がおすすめ。ぜひ一度お越しくださいませ。
夏休み日記が、観光案内になりました。
今回は酒蔵にも温泉にも立ち寄らず、お墓参りのあとはさっさと仙台に移動しました。
夏休み (1.郡山)
夏休みです。恒例のお墓参りに福島・仙台方面に行きました。
(先日亡くなった実母はクリスチャンですので、お盆は無関係です)
と言っても、夫の実家はとうになく両親と先祖のお墓があるだけなので、ホテルに泊まって半分旅行のようなものです。
途中の三春町でお昼ご飯です。山の中でよさそうなお蕎麦屋さんを見つけました。
三春 そば遊膳 たむら屋
店内。
くるみ餅とお蕎麦のセット
お蕎麦も柔らかいおもちもおいしかったです。
鴨ネギ棒。鴨のうまみたっぷり。
お酒のおともに♪ でも、車だからお酒は抜きで。
食べログ記事はこちらです
https://tabelog.com/fukushima/A0702/A070203/7000115/
三春町から郡山へ。緑に囲まれたきれいな美術館。
郡山市立美術館
美術館のシンボル。「野兎と鐘」
企画展「自転車の世紀」
なかなか面白かったです。この企画展は写真撮影可。
木馬のようなトライシクル(三輪車)
これはどうやってこぐのか?
自転車そのものだけでなく、自転車を主題にした絵なども。
ロートレックの作品。
日本を題材に書かれた絵。
着物では乗りにくそう。
プジョーって自転車を作っていたのですね。
人気漫画『弱虫ペダル』の原画も。
ロビーにはコミックが置いてあり、自由に読めました。
郡山市立美術館のホームページはこちらです。
企画展だけでなく、常設展もターナーやコンスタブル、バーン・ジョーンズなど英国近代絵画や日本の画家の絵もあり、数は多くはないものの、とても良かったです。
このあと、郡山市内のホテルにチェックイン。