空の下を歩く

旅と日常。空の下を歩きましょう。胃がん闘病記としてはあまりお役にたてないかも。

父を送る

 母が逝って7月末でまる3年。

まさに後を追うように(3年待つことができず)、父が逝った。

施設をいくつか変わり、最後はホスピスで静かにいってしまった。

基礎疾患は肺だったが、癌ではなく、長年の喫煙のせいで機能不全に陥ったことが引き金となったようだ。ただ、だんだんに弱っていったから、老衰ということだ。

 お気に入りだった職場(父は専門職だった)近くの街中の老人マンションに、体調悪化が重なっていられなくなり、医療スタッフが充実したホスピスに移って数か月。

あっという間のような、よく頑張ったと言えるような最期だった。

 新型コロナのせいで、首都圏の緊急事態宣言が解除された6月、夫と二人で新幹線で会いにいったのが、最後となった。

 7月に入って、妹から「もしかしたら危ない」と連絡を受け、また新幹線に乗ったが、「今、呼吸が止まりました」と、ラインをもらったのは、まだ車中にいる時だった。

 父は仕事に打ち込んだ人生で、特に早くに家を離れた私は家族旅行などの記憶はあまりない。

でも、やさしいひとだった。常に弱者の立場に立ち、仕事を続けてきたひとだった。

お父さん、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

 

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