ケルンの旅
旅の日々はあっと言う間に過去になり、寂しいものだ。今になれば、まるで夢の日々のようだ。記憶がすっかり薄れないうちに(遅ればせながら)書こうと思う。
9月28日から9月30日
フランクフルトからDB(ドイツ鉄道)に乗ってケルンへ移動。ライン川沿いの古城が美しかった。ガイドブックと首っ引きで城の名前を確認。列車の窓ガラス越しなので写真はうまく撮れなかった。
ケルンには姪が住んでいる。在住15年を過ぎ、ケルンの大学で学んだあとずっと現地で仕事をしている。姪の母である姉(義姉)とも合流。姉とは一緒にベルギーのリエージュ、また数日後にアムステルダム、ブリュッセルで会う予定。
ケルン大聖堂。予想をはるかに上回る壮麗で巨大な建築。
美しいステンドグラス
少しわかりにくいけれど、現代の作家が制作したというステンドグラス。姪によれば、このデザインは評判いまひとつだとか。
大聖堂を見学中、突然パイプオルガンが鳴り響いた。司祭を先頭に大勢の人が区切られた祭壇の方へ歩いていく。何か行事があるらしい。美しい音色を聴いているとなぜか涙が出てきた。
外に出ると青空。飛行機雲。
大聖堂を出て、姪の案内で街を歩く。
ファリナハウス。香水店。ケルンはオーデコロン(eau de cologne)の発祥の地だという。有名な、あの数字が並んだお店より、こちらのほうが古いのだとか。チューリップのパッケージがかわいらしい。
ランチの後はトラムに乗り、市内西部にある森林公園へ。
街のすぐ近くに自然がまるごと残っている場所があるのは本当にうらやましい。遊歩道が整備してあり、小川が流れ、ロバやポニーのいる動物公園では、小さな子供たちが楽し気に遊んでいた。
うらやましいのは自然だけではない。ケルンの(もしかしたらドイツの)多くの人たちが家族との時間を大切にしている話を姪から聞き、日本の一般的な働き方と比べて、何を優先するのが本当の幸せなのだろうか、などと考えてしまった。
夜は美味しいスペインバルに連れて行ってもらい、楽しいケルンの旅だった。
ケルンの旅 詳しくはこちら。よろしければご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11296044