空の下を歩く

旅と日常。空の下を歩きましょう。胃がん闘病記としてはあまりお役にたてないかも。

CTスキャンとバリウム検査

 

 今日は検査の日。朝いちばんと早い時間を指定されていたので、久しぶりに夫より早く家を出た。

 まずはCTの方から。すでに5,6人の人が受付前のベンチで待機中。ほどなくして名前を呼ばれて処置室へ。事前に点滴の針を入れる。これが痛かった!私は気が弱いので注射の針を入れるところを正視できない。ちらっと横目で見ると、ああ太い針(泣)・・・。もっとも針が収まった後は徐々に痛みは引いて違和感だけになった。

 点滴を引っ張ってまた待合で待つ。すぐにまた名前を呼ばれて検査室の中へ。巨大な機械。横になってしばし待つ。「体が熱くなりますが、大丈夫ですからね」と若い検査技師さん。短いトンネルのような機械が移動してきておなかのあたりに。ふと眼を上げると呼吸する動作の絵文字(表示)が、技師さんの指示に合わせて息を吸ったり吐いたり。CTで体内が熱くなる、というのは事前の説明書にも書いてあったし、ネットで調べてもそのように出てくる。が、いつまでたってもそんな感じはしてこない。・・・と、思ったら突然、食道から尿道(露骨ですみません)のあたりまで体の内部がカッと熱くなってきた。これか!なんとも言いようのない不快な感じ。うわあ嫌だ、と思う間もなくその感覚は収まって、「はい、お疲れ様でした」と検査は終了した。また点滴をがらがらと引いて処置室へ。針を抜いてもらってテープで止血してここは終わり。

 次のバリウム検査まで2時間もある。何していよう。まさかお茶を飲むわけにもいかないし。仕方がないので、受付ロビーの空いている椅子を探して、kindle にダウンロードした本を読んでいた。もうずうっと昔、大学生の頃に課題として読んだ本である。なかなか読みごたえあり。こんな内容だったっけ。時代が違うとはいえ結構ハードだ。イラストが今風で可愛いけど。 

 

 話をもどしまして。

集中して読んでいたら、もう検査の15分前。X線の検査室に移動する。バリウムを飲むのは何度も経験があるけれど、やっぱり好きではない。ただ、今日のバリウムはあっさり系と言うか、それほど飲みにくくはなかった。時間をかけてずいぶん丁寧に調べられた。仰向け、斜め、何度も回転させられてバリウムを胃壁に張り付けて検査。

そういえば検査技師さんが気になること言っていた。

(何度も回転させるのは)「病変が細かくて(よく見るためですよ)」。

え?それなに? まだすべての診断が出ていないんだから、気になることぽろっと言わないで~。患者はデリケートなんだから。気にしない気にしない・・・

 私の気持ちはともかく、検査は順調に済んでお会計。本日は約12,000円也。やっぱりお金がかかります。がん保険の申請、いつしよう。手術終わって退院してからかしら。

 朝食抜きでおなかが減っているようなので(実はこの頃、おなかすいた!というきれいな空腹感があまりない。病気のせいか、はたまた不安によるストレスか)、病院のティールームでパンとコーヒー。カフェイン入りだけどかまうものか。

 

 本屋さんに寄って、4月からのNHKラジオ語学講座のテキストを買って帰宅。英会話、スペイン語、中国語。話せますかって?いいえ。初歩の英会話のみ。

治ったら旅に行くの!そのくらいの目標で気持ちをあげて行かなくちゃ。どうせしばらくはひまがあるしね。(語学講座はたして何月まで続くか?)


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