空の下を歩く

旅と日常。空の下を歩きましょう。胃がん闘病記としてはあまりお役にたてないかも。

リセット

 正式に退職が決まったわけだが、さて、これから何しよう。

月末には旅に出ることが決まっているけれど、帰ってきたそのあとは?

友達が多い方でもないし、子どもたちは元気にやってくれていればいいなあ、と思っているから、ばあばとして何も行事がないところででしゃばるつもりもないし。

 夫に「これから何しよう?」と言ったら、「写真でも撮れば?毎日散歩して身の回りを撮って、腕が上がるようにすれば?」と言われた。そうか、なるほど。写真を撮るのは好きだけど、上手ではない。腕が上がるよう、練習するかな。

介護する老親も、孫の世話もさしあたってないので、申し訳ないくらいの暇人になりにけり・・・

 

 仕事を辞めるというのは、自分自身が思っていた以上に区切りになったようで、いろいろリセットしてみた。いや、自分以外のひとから見たら、なんだそんなことか!?と思われるようなことだけどね。

1.かかりつけ医(癌でなく普段の)を変えた。近くの医院。

2.生協を変えた。某大手生協を長年使っていたが、もう少し添加物とかオーガニックとかに気を遣う生協に鞍替え。

3.スマホタブレットの待ち受け画面を変えた(うん、大したことではない)

4.着るものを少し変えた。痩せたのでガウチョとかすっきり着られるようになった。

5.「超熟」食パンを6枚切りから8枚切りへ。6枚切り食べきれない。夫も食べ過ぎるから。(さらに大したことではない)

6.Wii Fit を再開した。「640日ぶりですね!」とウィーボ君に言われてしまった。

7.基礎化粧品を変えてみた。スクワランで有名なところのおためしセットを取り寄せてみた。さてどうなるかなあ。

 

あー、ほんとにどうでもいいことばかりですが、当人は「リセット、リセット」と喜んでおるわけです。あしからず。

 

 

 

これ、非常に良かった♪ 妹とふたりで堪能してきた。モトさま~♪♪

お葬式の一週間後くらいに。

 

 


にほんブログ村

術後3か月の食生活(体重減少)

 久しぶりに胃がん関連のことなど。術後三か月を過ぎ、時々の胸やけに悩みながらもおおむね順調。突然胃液、腸液がこみ上げてきて喉を焼けるような感じが走る、というのは数回経験しましたが、今はほとんどなし。現在飲んでいる薬のせいか、軽い胸やけ程度で済んでいます。飲んでいるのは、便秘対策を兼ねてのマグミットと胸やけ抑制のカモスタット。どちらもジェネリックなので、先発品の名称はわかりません。ダンピングはあるかなしか。たまに汗が出てくる程度。

 食事は、ほぼと家族と同じものを食べていますが、量は当然少ない。胃が3分の1になったので、3分の1食べられるかというとそうでもない。食べられません。食べていけない、と言われているものはないから、何でも食べられるのだけど入っていかない。この頃は、あとひと口、というところでも無理だなと感じたら残すことにしています。もったいないとは思うのだけど、最後のそのひと口がつかえたりダンピングを呼んだりするのですから。

 

  ダンピング(症候群)については下記リンクをどうぞ。日本臨床外科学会HP。

http://www.ringe.jp/civic/igan/igan_13.html

 

 実際何を食べているのかというと、ごはん(米)はお茶碗に4分の1程度。おかずは野菜のものなら大体3分の1から半分。ハンバーグなら半分くらい。生姜焼きは2枚がやっと。おさかなの切り身は小さいもの一切れ。いや、もちろんこれ全部が一食ではありませんよ。6枚切りのトーストは1枚食べるとそれだけで苦しい。以前は2枚くらい平気で食べて、おかずにベーコンエッグとサラダまで食べられたのですが。パンが好きなのに入らないのはつらいなあ。

 食べて楽、量もいけるのは、やっぱり野菜のおかず。それと果物。大根の煮物とかラタトゥイユとかゴーヤチャンプルーとか、こういうものなら楽においしく食べられます。詰まるのはお寿司。前に回転ずしにいって油断してひどい目にあいましたから(自業自得)、今は避けています。ラーメンはスープを味わいたいけど、麵は半分も入らない。リンガーハット皿うどんは上の野菜をまず食べて、麵をほんの少し。これは結構満足できました。もともと食べることが大好き、甘いものもお酒も好き、別腹保持者だったのですが・・・なんという変わりよう。

 あと、嗜好もすこし変わったように思います。一日3杯は飲んでいたコーヒーが残念ながらあまりおいしく思えないのです。この頃はミルクたっぷりの紅茶ばかり飲んでいます。お酒も以前ほど飲めなくなったなあ。酔うから、ではなく容量的に受け付けないというか。夫の晩酌に付き合って、ワインをグラス半分。

 以前のように、食事後何時間か経てば胃がすっきりカラになり「ああ、おなかがすいた!」という感覚がまだ戻ってきません。胃を切った人友の会「アルファ・クラブ」の書籍によれば、「食欲をつかさどる『グレリン』という胃から分泌されるホルモンが切除後欠乏するのも、ダンピングなどの後遺症の一因」だそうです。まさにその状態にいるのが私の現状です。

 

alpha-club.jp

 

 実はここ数日久しぶりに風邪をひき、2日ほどほとんど食べ物が喉を通りませんでした。まったく食欲がなくなったのです。ようやく少しずつ食べられるようになり、今日になってほぼ復活です。体重がまた落ちました。

 私は身長162センチ。術前の体重は生涯最大値(臨月含む・・・ひどいものです(^^;)でした。 当然60キロ超え(泣)。現在そこからマイナス約8キロです。きつかったスカートがゆったりはけるようになりました。嬉しい(^^♪

 胃の切除手術を受けると、体重はだれでも減るそうです。術前に標準体重またはやせていた方なら、体重減少は困った問題ですが、私の場合は減ってやっと標準ですから良かった良かったと思っています。(医学的に果たして良いことなのかはわかりません。あくまで私の場合です。個人差あり!)できればもう一声、あと数キロ落としたい。ですが、ここ数日での減少は、ほとんど絶食での結果ですからいいことではないですね。

 以前のように、何でもおいしく食べられる体に戻りたいです。そのためには、うまくこの体と付き合っていかなくては。きっと長期戦なのでしょうね。

 

 おいしいものが大好き。

f:id:mothergoose3634:20170829210357j:plain

 

 

 


にほんブログ村

 


にほんブログ村

胃がん手術後 旅に出る

 旅の準備をしています。

今年初め胃がんの診断を受けいろいろ諦めていたのですが、術後の結果も良好(食べられないけど)、仕事も退職が正式に決まり時間がたっぷりできたので、(さらに言うと母を送って今後の予定がたてられるようになったので…)、旅にでることにしました。夫の欧州出張に便乗、かつ義姉がドイツに住んでいる娘(私にとっては姪ですね)を訪ねると言うので一緒に行こう!ということになりました。ステージ1aで抗がん剤治療がないとはいえ、胃がん手術後4か月での海外、無謀と思われる方もいらっしゃるでしょうが、機会があれば逃したくない、今後いつ行けるかわからない、ちゃんと体が動くうちに(老体になりきる前に)ということで決行です。今年はいろいろあり過ぎたので、リセット&リフレッシュしたいというのもあるのです。

 出張に便乗とは言っても、当然航空券もホテル代も自分の分は自分もち。夫の仕事が終わった後で、一緒にご飯が食べられるといいな、という程度。義姉とは、日程が合うところは一緒に行動、あとはそれぞれ好きなように歩くという、半分ひとり旅になります。

 海外ひとり旅は、一度台湾に行ったことがありますが、台湾は漢字の国だし何度か行っているのでさして不安はありませんでした。今回は夫より先発して一週間ほどひとり(一部義姉と)でまわり、その後合流というスケジュール。長距離路線に一人で乗ってトランジットするのも、ヨーロッパをひとりで歩くのも初めて。若い頃にバックパッカー経験があるわけでもない。不安がないと言えばうそになりますが、それよりも旅に出られるといううれしさと興味と好奇心が先だっている感じです。準備や情報集めを怠りなく、楽しんできたいです。

 

 今は訪問する予定の町のことを調べたり、ホテルを探したりしています。この段階がとても楽しい。もしかしたら、個人旅行の醍醐味は、準備段階なのではないかしら。安くて清潔で口コミ評価の高いホテルを探したり、鉄道のチケット予約をしたり。こういうことが全然苦になりません。

 英語が話せます、と堂々と言えるほど堪能ではないので、にわか勉強中です。ドイツ語も、ベルギーにも行くのでオランダ語、フランス語の簡単な言葉くらいも覚えたい。「これください」とか。フランス語は昔、第二外国語でやったけどあまり覚えていないし…。オランダ語よりは耳なじみやすいかしら。

 

 先日もバルセロナなどのスペインの町でテロがありました。そういう時にヨーロッパに行くのはどうなんだろう、と思わなくもないけれど、良くない言い方かもしれませんが、どこに行っても同じではないかとも思うのです。普通に暮らしているひとがほとんどの国であればおそらく大丈夫なのではないかと。楽観的過ぎるでしょうか。もちろん自己責任です。何事も起きませんようにと、出かける前には神社にお参りしていきます。苦しいときは神頼み。気持ちの問題かもしれませんが。

 

f:id:mothergoose3634:20170824141016j:plain

機内から雲の流れや地上を見るのが大好きです。

地球の上を飛んでいるんだなあ、と実感します。

 

 

にほんブログ村 病気ブログ 胃がんへ
にほんブログ村


にほんブログ村


にほんブログ村

日常復活

 夫の長い夏休みが終わり、「疲れた…」と言いながら出勤していきました。休み終わって疲れてるって、まあ長距離移動はあったけど、子どもたちが遊びに来たわけでもなく、墓参終わったあとはずっと何もしない(テレビのミステリの録画と甲子園の…)数日間だったのですが。日頃の疲労が積もり積もっているのだろうなあ。

 昨年、定年退職した夫はシニア雇用でそのまま同じ会社同じ部署同じ仕事内容で働いています。変わったのは役職がなくなったので決裁印を押さなくなったことと、あとはお給料がどっと少なくなったこと。まあ、これは仕方のないことではありますが。毎週のように出張があり、年に数回は海外まで行っているので、疲労感は相当なものだと思われます。大丈夫なのかと心配になります。

 休職中の私は何をしているんだか、あっという間に一日が終わり夕方になるのでした。まめに家事をする方ではないので、必要最低限というか、これでいいのか自分・・・

 先週、退院後一区切りの診察があり、腫瘍マーカーほか血液検査も、つらい思いをしたCTの結果も良好で、体調的には、もうすっかり仕事復帰GO!なのでした。

が。今日、本社から電話があり、都内の今までの部署で19時までの勤務でどうか、と。もちろん朝はゆっくりなのですが。・・・はい?そりゃ、無理でしょうよ。帰宅したらほとんど21時近くなってしまう。予想はしていたことですが、やっぱりね。もはやいつ退職するかの問題になってきました。

 まあ、一区切りの年なのかな。病気もしたし、手術もしたし、母も送ったし。いろいろあり過ぎておなかいっぱい。考えるのがいやになったのかも。どうしたものでしょうね。

 

 

光の道

f:id:mothergoose3634:20170821170256j:plain

 

 


にほんブログ村

夏休み (4. 宇都宮・益子)

  宇都宮に一泊して、今日は帰る日。ずっと雨降り。

ホテル近くに、こんな建物を発見。見事な石造り。ステンドグラスも美しい。

カトリック松が峰教会。

 

 

 

www2.ucatv.ne.jp

 栃木県宇都宮市にあるキリスト教カトリック)の教会およびその聖堂大谷石建築としては現存最大級のロマネスク・リヴァイヴァル建築であり、1998年に国の登録有形文化財に登録された[1]。(Wikipediaから)

 

思いがけず、良いものを見ることができました。

さて、雨の中帰ります。ドライバー様、よろしくm(__)m

 

高速道路のUターンラッシュを避けて下道で。途中、「益子」の表示を発見。

どうせ、急ぐ道中でもなし、寄り道しましょう。そうしましょう。

 

益子は焼き物の町。通り沿いにたくさんの益子焼の店が並んでいます。

お洒落なカフェなどもありました。 

f:id:mothergoose3634:20170820084548j:plain

 

f:id:mothergoose3634:20170820084802j:plain

 

登り窯のための薪かな。

f:id:mothergoose3634:20170820084838j:plain

 

職人以外立ち入り禁止

f:id:mothergoose3634:20170820084913j:plain

 

楽しく(少々)散財して、良いひとときでした。

今回、主に寄ったお店はこちらです。(上の写真2枚は別の窯元です)

http://www.yamani-otsuka.co.jp/

カフェの野菜たっぷりのカレーがおいしかったです。

 

「道の駅 ましこ」へ向かう道中。一面、黄色!

益子町のひまわり祭りの会場でした。

 

f:id:mothergoose3634:20170820090431j:plain

f:id:mothergoose3634:20170820090500j:plain

 

櫓の上から、ひまわり畑を一望できます。

ちょうど雨もあがり、いい感じに。

f:id:mothergoose3634:20170820090551j:plain

 

赤いひまわりもありました。品種は「ルビー」。

f:id:mothergoose3634:20170820090638j:plain

 

なぜか「セーラームーン」と名付けられた淡黄色のひまわり。

奥にある黄色い品種は「ヴィンセント」。

きっとゴッホの名前から付けられたのでしょう。

f:id:mothergoose3634:20170820090714j:plain

 

ヴィンセント。

f:id:mothergoose3634:20170820090807j:plain

f:id:mothergoose3634:20170820091450j:plain

 

思いがけず、素敵なものを見ることができた夏休みでした。

「道の駅 ましこ」では、益子町在住の絵本作家 いわむらかずおさんの絵本とパネルの展示もありました。『14匹のひっこし』などの英語版やドイツ語版の展示もありました。『14匹~』のシリーズは昔、こどもたちに何度も何度も読み聞かせをし、今は孫たちに。みんなの大好きな本です。今も我が家の絵本コーナーに並んでいます。

 今度は、ゆっくり益子中心の旅に行きたいものです。

「いわむらかずお 絵本の丘美術館」(栃木県那須郡那珂川町小砂3097)にもぜひ行ってみたいと思っています。

 

 


にほんブログ村


にほんブログ村

夏休み (3.松島)

 仙台です。前日夜、息子夫婦とホテルで合流。

東二番丁の居酒屋でおいしい海鮮、牛タンなどたっぷり堪能。夫と息子たちは日本酒も楽しみました。「綿屋」「伯楽星」「一ノ蔵」などなど。(私は日本酒が得意でないので…)

翌日は朝から葛岡の墓地に行ってお墓参り。お寺さんにもご挨拶して、任務終了。

我々のお墓はもっと近いところに作ろうか、と初めて夫婦間で話題になりました。もっと今の住まいに近いところ、子どもたちが来やすいところがいいなあ。これ、結構大きな問題です。

  

 それはさておき 仙台市内から車で約40分、松島海岸にやってきました。

「松島や ああ松島や 松島や」

震災から6年。だいぶもとに戻ったように思います。

f:id:mothergoose3634:20170819122807j:plain

 

湾内遊覧船に乗ります。約50分で大人1500円。

f:id:mothergoose3634:20170819122839j:plain

 

ほぼ満席。ちょっと贅沢して2階のグリーン席に。(追加600円)

f:id:mothergoose3634:20170819122903j:plain

 

仁王岩

f:id:mothergoose3634:20170819123246j:plain

海に点々と島や岩が続きます。

遊覧船では都度、詳しい説明アナウンスが流れます。

f:id:mothergoose3634:20170819123320j:plain

f:id:mothergoose3634:20170819123401j:plain

 

外海まで行き、一周して戻ってきました。

五大堂の眺め。

f:id:mothergoose3634:20170819123433j:plain

 

五大堂。もっと近くから。

五大堂について詳しくはこちら。

http://www.matsushima-kanko.com/miru/detail.php?id=141

 

駐車場のフェンスも五大堂。

 

 

地酒を扱う、むとう屋さん。

良いお酒がそろってます。ここでしか買えない銘柄も。

松島のメインストリート沿いにあります。

 

松島の名勝と言えば、瑞巌寺ですが、工事中だったので今回はパス。

この後、息子たちと別れ、車で今夜の宿の宇都宮に向かいます。

大雨で渋滞でドライバーの夫は大変でした。お疲れさま。

 

 


にほんブログ村


にほんブログ村

夏休み (2. 会津若松)

 夏休み2日目。(思い出して書いてます。リアルタイムではありませんのです)

郡山からお墓参り先の会津若松へ。

毎年行ってるので感動がなく、あまり新しい写真がありません・・・

 

JR会津若松駅

昔懐かしい蒸気機関車「SLばんえつ物語号」の始発駅です。

新潟駅と結んでいます。一度乗ってみたいものです。

www.jrniigata.co.jp

 

 

ボク、前に登場しましたよね・・・(^^;

 

せっかくだから喜多方ラーメンをお昼にしようとお店探し。

本場の喜多方市は隣町ですが、今回は時間がないので会津若松市内で。

坂新

食べログ 坂新

喜多方ラーメンの有名店「坂内食堂」の息子さんが開いたというお店。

お店はきれいな感じで、スタッフさんも感じよし。

 

 

ネギラーメン。私の体調のせいか、お味は普通に感じました。

チャーシュー麺を食べた夫は「これこれ、喜多方ラーメンらしい」との感想。

美味しかったそうです。

 

 会津に行ったら、是非漆器屋さんを覗いてみてください。

高級なものから普段使いのものまで会津塗はバラエティ豊富です。

個人的におすすめのお店はこちらです。

f:id:mothergoose3634:20170817233643j:plain

suzuzen.com

 

せっかくだから会津のお城を。鶴ヶ城です。(2015年撮影)

f:id:mothergoose3634:20170817233510j:plain

 

 

会津は酒どころでもあります。

写真は名倉山酒造さん。見学させていただきました。(2015年)

f:id:mothergoose3634:20170817234739j:plain

名倉山酒造のホームページはこちらです

http://www.nagurayama.jp/

 

会津を訪れたら、お城を見学、レトロな街並みを歩き、酒蔵めぐり。お宿は東山温泉がおすすめ。ぜひ一度お越しくださいませ。

 

夏休み日記が、観光案内になりました。

今回は酒蔵にも温泉にも立ち寄らず、お墓参りのあとはさっさと仙台に移動しました。